エネルギー・電力関連

低周波磁気遮蔽材[オルバシート] 振電工業株式会社製 

薄型・軽量で加工もしやすく、電磁波を防止する環境対策には最適な遮蔽材です。

従来、磁気遮蔽材としては珪素鋼やパーマロイが用いられていました。珪素鋼は低磁界における磁気シールド特性がやや低く、パーマロイは磁気シールド特性に優れていますが、施工時の応力によるシールド特性劣化に大きな課題がありました。
低周波磁気遮蔽材[オルバシート]は、低周波(50Hz/60Hz)の電磁環境対策材として開発されました。ナノメートルスケール化開発が軽量・薄型・加工を容易にし、これまでの磁気遮蔽材の問題点をみごとにクリアしています。さらに、漏洩磁界(高磁界〜低磁界)における、機器への障害防止や誤動作防止にも有効です。

特長

低周波磁気遮蔽材[オルバシート]

●従来の磁性合金に比べ、きわめて高い遮蔽性能を備えています。

●薄型、軽量、加工(打抜、曲げ)や取り扱いが容易です。

●低周波電磁環境対策材料として最適です。

●遮蔽能力を積層方式より調整できます。

●電磁ノイズ発生源や伝送路に、貼る・巻くだけで磁気ノイズを抑制します。

●少ない材料で遮蔽出来るため高い経済性が有ります。

●遮蔽条件のご提示及び現地調査により現地施工も請負います。

オルバシートの仕様

型 式 [Fi-2:二層磁気シールド]
材 料 軟磁性合金
発 熱 なし(通電電流2000A耐久試験)
透磁率 70,000(50Hz/60Hz)
磁束密度 1.23(T)
密 度 7.4(10kg/m)
抵抗率 1.2(μΩm)
標準厚さ 0.25(mm)
重 量 0.6(kg/m2)単位面積重量
標準寸法 470mm×1000mm

用途

●低周波電磁環境 ●携帯電話 ●CRT ●医療機器(CTスキャン)

使用例

●EMF環境対策

従来の遮蔽材との比較

比較項目 オルバ磁気シールド
[Fi−2]
パーマロイ 珪素鋼板
最大透磁率
[μ]
70,000 200,000 5,000
磁束密度
[T]
1.23 0.7 2.0
板 厚
[mm]
0.25 1.0 0.7
シールド性能
減衰率[dB]
減衰率[%]

20.0
80

21.4
92

6.4
52
重 量
[kg/u]
0.6 8.7 2.5
施工性 (1)加工済み、そのまま施工
(2)応力・歪みにて特性が劣化しにくい。
(3)曲げが可能
(4)積層タイプで性能調整
(1)加工・仮組後に解体し熱処理が必要
(2)応力・歪みで特性が劣化
(1)熱処理済みなのでそのまま施工
(2)応力・歪みで特性が劣化
(3)曲げにくい
総合評価 ×

お問い合わせ

電力二部

Tel:03-3564-5521

Fax:03-3564-5529

E-mail:info@chiyodakohan.co.jp

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